「成果」に含まれている多くの要素から今回は「プロセス・過程」を見ていきます。
結果だけを成果とみるならば、途中、どのようなプロセス・過程を進めてきたかは関係ありません。
しかし、ビジネスにおいては結果を出すために、様々なことに取り組み、うまく進んだり、失敗したりしながら目指すゴールに向かっていきます。
そのプロセス・過程においては、様々な体験を積み重ねていきます。例えば、自分で学んだり、先輩や上司から教えられたりして、多くの知識を得ていきます。また実際に行動することで、感性を揺さぶられることがあったり、考えていなかったことが起きて工夫や思考をせざるを得なくなったりします。
体験が集まり、そこに振り返りが加わって教訓が得られたら経験となります。
ちなみに考えろ、といって考えられる人ばかりではありません。うまくいかない・失敗した時に、もっとうまくいくように考えろ、と言われて考えられるくらいなら、うまくいって前進しているはずです。
特に上司や先輩の皆さま、考えるヒントは差し上げなければいけません。答えがすぐにみつからない時代ですから、いつもヒントを出せるとは限りません。そのようなヒントを差し上げられない時は一緒に考えてください。
特にプロセス・過程を成果とするときに重要なのは、行動することです。失敗してもいいのです。行動していれば必ず前に進みます。考え続けて結局行動しないのが最もよくありませんし、成果が出るわけがありません。
考えを行動にするときに少しだけでも必要なのが「意志・意思」です。あえて両方書いています。これまで成果を上げている人たちを見ていますと、アタマの中の思考から行動へ移る際に必ず意志・意思をもっていました。
ビジネスでは勿論、生活においても意志・意思がなければ成果を出すことはできません。
プロセス・過程では、知識×行動×意志・意思の積によって生まれる事象を成果としていきます。