「人生の価値は時間の長さではなくその使い方で決まる。」
16世紀のフランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュの言葉です。
時間を意識しない日はないのではないでしょうか。仕事中はもちろん、休みの日でさえ同じように時間を気にしています。
少なくとも私たちは、時間を不可逆的な存在として認識しています。
過去には戻れない(過ぎ去った時間を取り戻すことはできない)、未来へもすぐには行けない(まだ来ていない時間を知ることはできない)、だから今・現在をしっかりと生きよう、といわれます。
今・現在は、過去の延長線上にあるといってよいと思います。こういうことをしてきたから今はこうなっている、ということは誰にでも思い当たることがあります。
ここで大事なのは「こういうことをしてきた」を、「未来に活かす」ということなのではないでしょうか。
過去にしてきたことはもう変えられません。
ただ、未来は、これからしていくこと次第で様々なことを起こせる可能性があります。いえ、可能性で終わらせるのではなく、現実にしていくことが出来ます。
人生の価値=自分の生きている価値は、このしていくこと、行動したことによって決まってきます。
忙しいとか、失敗したらどうしよう、という未来へのコンタクトを何もしない選択ではなく、自分が一番責任を持たなければならない自分の人生の価値を高めていく。その活動によって、自分が変わり、それを感じた周囲が変わり、その周囲への外からの関わりがかわり、ひとりだけでは成し得なかったことを成し遂げられるようになっていける、のではないでしょうか。